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【日本の大学と専門学校の違い】

J Compassに相談に来てくれる学生から、よくこのような質問を受けます。

「大学と専門学校とどちらに留学したらいいですか?」

今回は、この大学と専門学校の違いについて、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

まず簡単に違いを説明すると、①教育課程の違い、②身に付けられる知識・知識の種類の違いがあります。大学は基本的には4年制の大学が多く、医学部などは6年制となっています。大学は、学術的な研究を行う学校です。教育課程が終わると学士が取得できます。

自分で授業を選択することができ、自分の学びたいことに関する幅広い知識と様々な知識を学ぶことができますし、一つの分野について専門的に学ぶこともできます。また、授業の他にも学生のサークル活動も活発に行われています。

大学院まで進めば、一つの分野やテーマについてより深く研究することができ、修士、博士という学位が取得できます。

専門学校は、2年制の教育課程が多く、コンピュータの専門学校などの中には3年や4年制の課程もあります。専門学校は特定の知識を専門的に学び、実践形式の授業が多いです。教育課程を修了すると、Diplomaを取得することができ、特定の資格を取得できる学校もあります。

※短期大学という2年制の大学もありますが、短期大学もどちらかと言えば、専門学校に近い教育内容です。

また、2019年4月からJLPT N1に合格して日本の大学もしくは大学院を卒業している場合、より幅広く就労ビザを取得できるというようになったということも大きな違いです。(専門学校の場合は、2024年の4月から認められる予定があります。)

次に大学と専門学校のメリット・デメリットを説明します。

●大学のメリット

・幅広い知識と教養を身に付けることができる

・専門的な学術研究ができる

・就職するときの選択肢が多い

・自分で授業を選び、スケジュールを組めることが多い

・4年制(または6年制)なので、スケジュールは緩やか

・大学の教育課程でのみ取得できる資格がある(教師など)

●大学のデメリット

・教育課程が長いため、学費が高くなる場合もある(特に私立大学)

・特定の専門職への就職が難しい

・専門性が高い免許・資格の取得が難しい

・自由な反面、自分でスケジュールを考えて授業を選択する必要がある

大学のメリットとして大きいのは、就職の幅が大きいことです。会社の募集条件では、大学卒業という場合も多いので、大学を卒業していることで就職活動の幅が広がります。また、自分の学部とは違う分野の授業も受けることができる場合もあるので、自分が学びたいことは幅広く学べるのは、大学の特徴です。一方で、専門的な知識を必要とする企業への就職などは就職が難しいことがあります。

また、特に私立大学の場合一年間の学費が100万円以上の大学が多いので、4年間で400万円以上の学費がかかります。

●専門学校のメリット

・一つの分野について専門的、実践的な学習ができる

・就職率が高い

・教育課程が短い課程が多い

・専門性が高い資格が取得できる

・職種の業界との人脈が作れる

●専門学校のデメリット

・途中から他の分野へ変更することが難しい

・短期間のため、スケジュールが忙しい

・専門学校によって、学費が高いところもある

・一般職(General office work)の就職が難しい

もし自分が学びたい分野や就職したい仕事が決まっており、特定の分野であるものならば、専門学校で学ぶメリットは大きいです。専門的な資格も取得でき、学んだ分野への就職率は高くなります。しかし、まだ明確にやりたいことが決まっていない場合、専門学校の途中で進路を変更することは難しいです。(例えば、ファッションの学校に入学後、途中でITの専門学校に行くなど)

また、専門学校のほうが、短期間で学ぶため、スケジュールは忙しくなりますし、資格を取得するための勉強も必要になります。

以上が大学と専門学校の違いです。つまり、「大学と専門学校どちらに留学したらいいですか?」という質問については、「自分の将来の職業や学びたいこと」が明確になっていて、特定の分野のものであれば、大学よりも専門学校で学んだほうがよいと言えるでしょう。そして、まだはっきりとは決まっていなくて、幅広い知識を身に付けてから、将来の就職したい職業を決めたいという場合は、専門学校よりも大学への留学が良いと言えます。