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EJUを学ぼう!受験しよう!

●EJU試験とは??

EJU試験とは、JASSO(Japan Student Service Organization)が外国人留学生向けに開催している試験です。現在日本の多くの大学が、EJU試験を留学生の選考基準に採用しており、大学の各学部によってEJU試験の受験科目を指定しています。このEJUを利用することで、日本に大学の試験を受けに行かなくても、海外でEJUを受験し、その成績を利用して出願できるようになっています。

また、専門学校の場合も多くの学校の出願条件が、JLPT N2、EJU日本語科目200(220以上の学校もある)、BJT400点となっているので、JLPT N2を持っていない場合でも、EJU日本語科目で学校が指定する点数以上を取ることができれば出願することができます。

●EJUの試験科目

①日本語科目 (受験時間:125分、得点:450)

・読解・聴読解・聴解:400点

 ・記述:50点

 EJU試験は大学、大学院、専門学校で講義を十分に理解する力を測るため、読解問題が多く出題されます。また自分でOutputする力も必要とされるため、記述問題もあります。

②総合科目 (受験時間:80分、得点:200点)

・公民 Civic、地理 Geography、歴史 History を合わせて出題される

・日本の歴史、地理、経済、政治などの日本に関する一般的な知識が必要とされます。

 ※EJU試験を受験しなくても日本のことを勉強してみたいという方にもぜひ勉強してほしい科目です。

 ・日本語・英語での受験が可能ですが、大学によって指定されています。

③数学 (受験時間:80分、得点:200点)

 ・数学コース1、コース2に分かれています。基本的に理系の学部への留学をする場合はコース2が必要とされています。

 ・日本語・英語での受験が可能ですが、大学によって指定されています。

④理科 (受験時間:80分、得点:200点)

 ・物理Physics、化学Chemistry、生物Biologyの内、大学から指定される2科目を受験します。

 ・日本語・英語での受験が可能ですが、大学によって指定されています。

※文系の大学の学部の場合、「日本語・総合科目・数学コース1」の3科目を受験するか、「日本語・総合科目」の2科目での受験などが多いです。

※理系の学部の場合は、「日本語・理科2科目・数学コース2」の4科目の受験が条件となっている学部が多いです。

※日本語科目以外の科目は、受験言語(日本語で書かれた問題で受験するか・英語で書かれた問題で受験するか)が大学によって指定されていますので、必ず確認しましょう。

例えば、総合科目、数学Ⅰの受験申込をする時に、英語で書かれた問題で受験すると選んだ場合は、総合科目、数学Ⅰどちらも英語で書かれた問題で受験しなければなりません。どちらかだけ英語で書かれた問題で受験するということはできませんので、注意してください。

※専門学校の場合は、「日本語」の1科目だけで出願ができる学校がほとんどです。

●EJU試験を受験するメリット

➀ EJUで優秀な成績を取ると奨学金がもらえる

EJU試験には、文部科学省のプログラムによる奨学金の予約制度があり、受験して優秀な成績を取った場合、月額48,000円(約434USD)の奨学金がもらえます。初めは1年間ですが、成績が優秀であればその後も更新することができ、大学であれば最長4年間もらうことも可能です。対象となるのは、大学か専門学校へ留学する学生となりますので、大学院や日本語学校への留学の場合はEJU試験を受験しても、この予約制度は申し込みできません。

② 大学の奨学金に申し込む時に自分の成績をアピールできる。

EJUを利用している大学でも、EJUを利用しない大学(例えばEnglish Track Programなど)の場合でも、EJUでいい点数を取れていれば、大学の奨学金に申し込む時に自分はこのくらいの成績があるということをアピールすることができるので、奨学金をもらいやすくなります。

③ ミャンマーでEJUを受験したほうが安い

日本で大学や専門学校への進学を考えている方は、日本の日本語学校へ留学してから進学する場合でもEJU試験を受験することが多いです。大学や専門学校への進学を既に決めている方は、ミャンマーでも一度練習をしておくこともお勧めしています。

日本でEJU試験を受験する場合、3科目の受験で約110USDかかりますが、ヤンゴンで受験する場合は、なんと15USDで受験が出来ます。

④ EJUの勉強をすることで教養知識(General Knowledge)を身につけることができる。

EJUの科目を勉強することは、EJU試験のためだけでなく、大学で学ぶために必要な教養知識を学ぶことができます。例えば、日本で経営学(Management)や経済学(Economics)を学びたいという場合、経済、歴史、現在の世界の情勢についての基本的な知識がなければ、大学で学ぶことは大変です。大学で学ぶためだけではなく、大学を卒業して就職する時、社会人になって働く時にもこの教養知識がある人とない人では大きく変わりますので、EJUを受験しない学生も、EJUの勉強をすることはおすすめです。

●EJUを利用した出願方法

➀まず、EJU試験の申し込みをする前に自分が行きたい大学・学部のホームページや出願条件を確認しましょう。

大学を選ぶ際には、少なくとも3つは希望の大学を決めましょう。

②希望する大学・学部の条件に合うように受験科目や受験言語を申し込みしましょう。

申し込みの際に、奨学金の予約をすることも忘れずに注意してください。

③EJUを受験する

④EJUの結果を見て、出願できる大学へ出願する

※11月のEJU試験の場合、試験前に大学の出願が始まることが多く、先にEJU試験の受験票で出願をしてから、EJU試験を受験するということがあります。

EJUを利用して出願できる大学のリストはこのウェブサイトからダウンロードできます。https://www.jasso.go.jp/en/ryugaku/eju/examinee/prearrival/uni_national.html

●EJUを利用した Scholarshipの予約について

まず、EJU試験の申込の際に、申し込み用紙に「奨学金予約制度に申し込みますか?」というチェック欄があります。これを必ずチェックします。もし、チェックをしなければ申し込みされたことにはなりませんので、注意してください。

そして、EJU試験を受験した後、試験の結果より少し遅れて、奨学金予約者に決定されましたという通知が届きます。またはHPでも予約決定者の確認ができます。

それから、その試験の成績をもとに大学等へ出願して、入学選考に合格し、入学します。

入学後、奨学金予約決定の通知書を大学等へ提出し、JASSOへ入学したことを報告します。

その後、正式に奨学金をもらえることが決定し、毎月奨学金が口座へ振り込まれます。

こちらの奨学金についてはこのウェブサイトで詳しく見ることができます。https://www.jasso.go.jp/en/ryugaku/scholarship_j/shoreihi/yoyaku_eju/index.html